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桜桃忌限定販売「太宰治の愛したステッキパン」予約受付開始

      2018/06/18

太宰治没後70年特別企画
三鷹「フォスフォレッセンス」×荻窪「吟遊詩人」コラボ
桜桃忌限定販売「太宰治の愛したステッキパン」予約受付開始

太宰治没後70年特別企画として6月19日限定で「太宰治の愛したステッキパン」を販売いたします。
桜桃忌まで一ヶ月、5月19日本日より予約受付スタートします。
完全予約販売となりますが桜桃忌当日12時のオープンから
夕方5時までにフォスフォレッセンス店頭にてパンを受け取りに来る事が可能な方のみでお願い致します。5時を過ぎた場合は予約解除となり
店頭販売分にさせて頂きますのでご了承下さい。

1本300円(税込)限定19本(受付終了しました。) 
予約はお一人様一本でお願いします。
19名様に達した時点で受付終了となります。
店頭・メールで受付ます。
メールはHPのお問い合わせフォームか
bookphos@kmail.plala.or.jp
どちらかにお願いします。

今年は太宰治没後70年と井伏鱒二生誕120年が重なる
ダブルメモリアルイヤーです。
何か特別な企画がしたいと考えていたところ、友人でもあるお客様から「太宰治の愛した「ステッキパン」」伝説のあの味を探して(杉並名品復活プロジェクト)というすぎなみ学倶楽部の記事を教わりました。以下リンク 「太宰治の愛した「ステッキパン」」

記事の「ブーランジェリーの清澤さんは偶然にも太宰ファン。
毎日太宰治が住んでいた碧雲荘を見ながら出勤しているそうで、
試作を快く引き受けてくれた。」にピンとくるものがあり
ステッキパン桜桃忌限定復活販売をオファー、
快諾下さりコラボ実現の運びとなりました。

後日お店でパンを購入したのですがとても美味しく
店内の雰囲気も良し。清澤さんとの会話でその情熱とお人柄に触れ
直感は正解だったと記事との出会いに感謝しました。

Boulangerie 吟遊詩人
東京都 杉並区天沼3-2-2荻窪勧業ビル1F
営業時間: 8:00〜20:00 年中無休
*当日吟遊詩人さんでのステッキパン販売はございません。

予約受付終了してしまい欲しいのに手に入れられなかった
という方、当日は1本実物を店内に飾ります。写真撮影可能ですので
ステッキパンを見たい方はぜひお越し下さい。

イベント(詳細はイベントページでご覧下さい。参加者募集中です)
の為18時で通常営業終了しますのでご注意下さい。

伊馬春部『桜桃の記』(中公文庫 昭和56年初版)

DSC_5519
「御坂峠以前」章の昭和十一年の記録にステッキパンについて記載があります。以下抜粋
「十月四日
小沢パンにて彼のよく食べているステッキパン、ラスク、カタパンを買ひ、
太宰を訪ねむとの目的にて東中野駅にて小山祐土と待ち合はす。」

DSC_5521

この章のはじまりは井伏さんが「若いものは、濃厚だなあ.....」思わず発せられた嘆息から始まる。
これは井伏家ではじめて顔を合わせた太宰治や今官一、小山祐土たちが急速に親密の度を加えていくのを見ながら発した言葉で著者である伊馬春部の耳に生々しく残っているという。

当時の小沢パンで売っていたステッキパンを再現しようとブーランジェリー清澤さんが焼かれたパン、一足先に食しましたが荻窪での濃厚な青春の味がふわっと過ぎりました。

先に紹介した記事の締めくくりには
「太宰に思いを馳せながら、昭和初期のパンを味わってみてはいかがだろうか」とある。
6月19日桜桃忌にこのパンをぜひ味わってみて下さい。

当日は火曜日ですが12時から18時通常営業致します。6月21日(木曜日)代休をいただきます。

三鷹と荻窪、太宰と井伏さんというダブルネームを繋ぐ特別企画、
携わった方に感謝し多くの皆様に喜んでいただけますよう当日まで準備に邁進致しますのでどうぞよろしくお願いします。

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