2021年桜桃忌イベント「太宰先生と私の週末」展のお知らせ
2021/07/10
桜桃忌に向けて、フォスフォレッセンスでは皆さんの作品を展示物として募集します。太宰作品の感想や心に残った言葉、イラストなど自由に表現して下さい。
「太宰先生と私の週末展」開催
展示日時:桜桃忌6月19日(土)翌日20日(日)
会場:フォスフォレッセンスの窓(店内でなく通りに向けて展示します)
受付:6月3日(木)営業再開日より開始 20日まで店頭で受取り展示に加えます。ぜひ来店時にお渡し下さい。
募集内容:詳細内容をご理解頂いた上で来店か郵送で当店にお届け下さい。
郵便はがきサイズ(100×148mm)でお願いします。
桜桃忌は感染拡大防止に十分な対策をした上で13時~19時営業予定ですが、
カフェは休止で本の販売のみになります。
(ポストカードやアクセサリー類の販売はございます)
入店は3名様までの人数制限をいたします。
お待ちいただく間は今回の展示をぜひご覧下さい。
店外でも何か楽しめる要素はないか?と思いついたのが
「太宰先生と私の週末」展です。
以下展示詳細説明になります。
まだまだ大変な世の中ですが、皆様、いがかお過ごしでしょうか?
五月の爽やかな新緑、花々の香りは変わらずこの季節の拠り所となってくれている、
そう感じるのもつかの間、あっという間に梅雨がやってきて今年も桜桃忌が近付いてきました。
今年の6月19日は土曜日です。週末と桜桃忌が重なるのは久しぶり。
本来なら、この機会に遠征しようと計画された方もいらっしゃったでしょう。
太宰を語る会ダザイベートも予定なしです。
コロナ禍で断念しなくてはならない事が多くてしんどいですよね。
何か風穴を開けたい。出来ることはないかと考えてみました。
自粛期間で読書時間が増えたという声をよく耳にしました。
太宰文学の良さに目覚めたというお客様もいらっしゃいました。
インプットした分、アウトプットの機会があると良いのでは?
太宰作品の感想や、心に残った言葉、イラストなど
自由な表現をお店の窓に展示したらどうかな?
それも店内ではなく、外に向けて、間隔を開けて配置し通り行く人に見えるように貼る。
そしたら街角アートになり店内密にならないのではないかと閃きました。
今年の桜桃忌が例年と違うもうひとつのポイント。
それは三鷹駅前の美術ギャラリー内に「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」が
誕生してはじめての桜桃忌だということです。
常設展で本当に良かったですね。今は無理でもいつか行ける、
太宰の自宅を訪問出来る、ファンにとっての希望の星だと思います。
実際に訪れた方は「太宰先生へ」と葉書を書きたくなりませんでしたか?
過去に訪問後に高まる気持ちを認め送った文学青年たちのように。
そんな太宰先生への手紙でも歓迎です。
訪問後、帰路につく前に立ち寄って太宰話が出来たり
手紙を書いたりする場所になりたかったこともあるので
私の夢も実現出来る事になります。
お店の「掲示板ノート」には既にたくさんの来店者の方の言葉や
イラストが集まっていて宝物にしているのですが、
こちらは店内のみで読めるものです。
今回は窓の外に向けて桜桃忌の翌日の日曜日6月20日まで掲示する事を
前提に募集いたします。郵便はがきサイズ(100×148mm)で
太宰治に関することを自由に表現して下さい。
愛をもっての表現であること、それだけはお願い申し上げます。
展示後はファイルに収め店内で閲覧可能にする予定ですので
当店で永久保管とさせていただきます。
遠方の方も今後の来店時のお楽しみにして下さいね。
展示物はネットでアップする機会もあることをご了承の上、お願いします。
6月3日(木)営業再開日より受付開始します。
来店時、または郵送でお届けください。
郵送の場合、住所氏名がある裏面全面はシール等で隠します。
複数あれば葉書を封筒に入れる、或いは差出人無記入でも展示致します。
SNSアカウントやご自身のアピールしたい媒体のQRコード等あれば
表に明記しておいて下さい。名前はHNでもなしでも自由です。
送付先 郵便番号181-0012 東京都三鷹市上連雀8-4-1
フォスフォレッセンス
こんな時だからこそ、太宰治きっかけでワクワクする週末を取り戻したい。
このところ遠ざかっている人の体温が感じられるもので街角を賑やかしたい。
「太宰先生と私の週末」が「太宰先生とみんなの週末」
になる2021年の桜桃忌を一緒に作りませんか?
笑顔が溢れる桜桃忌になることを祈念しております。
三鷹通りからお店の前に立つと窓の両端には三鷹の太宰治展のポスターが貼ってあります。
中を覗くと中央には太宰棚、初版本が並んでるのが見えます。
この間を皆さんの葉書が並ぶとなんとなく「太宰さんと私の本棚」みたいに見えるんじゃないかと。
大きな窓をキャンバスにして自由に表現ください。
GWに「VIVA LA ROCK」の配信を連日観ていたのですが『人間失格』が読書好きになる
きっかけだったというアイナ・ジ・エンドさんが歌う「彼と私の本棚」にときめいたのです。
その「ほ・ん・だ・な」という響きでとても明るい気分になれた。
企画の下絵、タイトルはこの楽曲の心躍る語感からヒントを頂きました。
いつもの桜桃忌は本来偲ぶものですし、季節柄もあり多少しっとりで良いと思うのですが
今年は気持ちだけは明るいほうへ飛ばしてく、ってくらいでちょうど良くなるような気がして
「しゅ・う・ま・つ」「週末」の響きのあとに「!」や「♪」がつくようなアクションを
起こしていきたいと考えたのでした。
どうぞよろしくお願い致します。
質問等ございましたら bookphos@kmail.plala.or.jp までお願いします。
来年こそは店内も太宰トークが繰り広げられ、ダザイベートも盛り上がれるような
未来が待っていますように。コロナ禍が収束しますように。
皆様どうかご無事で。共に今を乗り切りましょうね!
桜桃忌19日、20日週末の窓辺。後日談。
当日の展示の様子を画像でご覧ください。太宰愛が溢れた窓辺になりました。参加下さった皆様をはじめ、見て下さった方、企画を広めて下さった方、ありがとうございました。思いのこもった1枚1枚、何より受け取った私が感動しました。伝わるといいな。空からも見えるといいな。そんな思いで展示しました。
イラストあり、手紙あり、好きな作品の感想や好きな太宰の言葉、好物についてなど様々な表現の葉書でいっぱいになった窓辺。雨の桜桃忌のカラフルな街角に待ち時間のお客様、通り行く人々の笑みがこぼれた週末でした。「太宰先生と私の週末」から「太宰先生とみんなの週末」になりました!
皆さんの葉書をご覧になる太宰先生の幻
今を生きる皆さんの作品に触れた喜びを表すように燐光を放って帰っていかれたようです
太宰先生からのお返事が届くかも?(書き手は私ですみません) 参加者の方の返信の葉書は文学サロンで購入したもの。予告は無粋ですが送る術なき参加者の方がいらっしゃるのでHPやツイッターで呼びかけました。来店時声かけて下さいね。
書き損じた葉書を自分宛てに送ったものです。参加者の方への葉書にも太宰の故郷東北の記念切手と風景印(太宰治と森鴎外、バックには禅林寺山門)を合わせました。特別感が出るので喜んでいただけたら嬉しいです。
来年の桜桃忌は日曜日。出来る事の制限がなくなっていること、皆様の健康を祈りながらその来るべき週末までの毎日を大切に過ごしていきたいです。